目指せ恐竜博士to be a dinosaur doctor

「恐竜が好き」「もっと知りたい！」。そう思ったとき、専門的に恐竜のことを学べる場所はどこにあるのでしょうか。
今のところ、日本に恐竜のことを専門的に学ぶための大学・学部はまだありませんが、2025年4月に福井県立大学に「恐竜学部（仮称）」が新設されることが決まりました。

それ以外にも「恐竜学者」になるためには、いくつかの手段があります。

アメリカ・カナダ・中国・イギリスなど海外には、恐竜について専門的に学ぶ大学・学部があります。

また、恐竜化石が発掘できるフィールドが近くにあったり、研究に使用する化石標本をたくさん収蔵している博物館が併設されているなど恐竜を研究するのに最適な環境が整っています。

現在恐竜を研究している博士たちは、他の学問で博士号を取って（大学院で専門的に学んで）から恐竜について研究している方が多いです。
「他の学問」とは、例えば「ワニ」「トリ」「哺乳類」など。恐竜について学ぶための入口は、多岐にわたります。つまり、複数の学問の中に、恐竜学が存在するということです。

これまで日本国内には恐竜を専門的に学ぶことができる大学・学部はありませんでしたが、2025年国内初の恐竜学部（仮称）が福井県立大学に誕生されることが発表されました。
福井県は日本で最も恐竜化石が発見されることで知られているので、恐竜を勉強するための条件がそろっています。

古生物学とは、生物の分類・生態・歴史・進化を明らかにすることを目的とする学問。つまり古生物を対象とする生物学です。

自然科学とは、宇宙から素粒子の世界まで含まれます。生物やその生息環境も対象となっています。

地質学とは、地面より下の地層・岩石を研究する、地球科学の学問分野です。

恐竜学に決まった入り口はないので、さまざまな可能性が考えられます。